響け!ユーフォニアム2 第4話「めざめるオーボエ」見ましたか?

 原作を読んだ時から2巻で一番期待したシーンなのですが、素晴らしかったです。
作画も良かったですし、みぞれ役の種崎さん、優子役の山岡さんの演技も最高でした。

でも、今回の記事はそこではなく、第4話で公表された関西大会の演奏順がアニメと原作で違っていたので、そこから予想される改変について書いてみました。

当然、アニメ第5話(以降)で描写されると思われる原作の内容が書かれていますのでネタバレを避けたい方はアニメ放送後/原作を読まれた後に、ご覧ください。














尼崎総合文化センター(アルカイックホール)
関西大会の会場は、ここで決まりのようです。
P1030673


さて、本題です。

関西大会の演奏順をアニメと原作で比較すると、このようになります。
前/後 演奏順 アニメ 原作
前半 3番 大阪東照 大阪東照
後半 12番 秀大附属
後半 15番 明静工科 明静工科
後半 16番 北宇治 北宇治
後半 20番
秀大附属








アニメでは、秀大附属(秀塔大学附属)の出演順が、20番から12番に変更されています。

この変更が第5話「きせきのハーモニー」で描かれる関西大会のストーリー展開(演出)に大きな影響を与えると思ったので、記事にしてみました。

まず、強豪校として出てきた3校には、それぞれモデルがあると思われます。詳しくは、以下のブログの記事でわかりやすく書かれていますので、そちらをご参照ください。
チューバ吹きの目線で書く 小説「響け!ユーフォニアム」2巻 感想 大阪「三強」へのリスペクトを感じた

それをふまえまして、コンクールの進行を説明しますと、

前半出場の学校が演奏
 ↓
前半出場の学校の金賞・銀賞・銅賞を発表
 ↓
後半出場の学校が演奏
 ↓
後半出場の学校の金賞・銀賞・銅賞を発表
 ↓
前半と後半の金賞受賞校の中から全国大会へ出場する三校を発表

という流れになっています。これは、原作でも同じです。

コンクールで自分たちより前に出場する学校の演奏を聞くことは、直前の学校の演奏を舞台袖で聞く以外には、ほぼ不可能です。自分たちの演奏が終わった後であれば、結果発表までの間に他校の演奏を聞くことはできますので、原作では久美子たちが秀大附属の演奏を会場で聞くシーンがあります。
ダメだ。心のどこかで、彼らの失敗を願う自分がいる。久美子は綠輝のようにはなれない。優れた演奏に、素直に賛辞を贈れない。そんな自分に、久美子は辟易してしまう。ミスしろ、間違えろ。そう祈る自分自身を、心の底から軽蔑する。それでも、祈らずにはいられなかった。だって、全国に行けるのは二十三校中、たった三校だけなのだ。
  響け!ユーフォニアム2北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏 P308より
ドロドロした心の葛藤、久美子の気持ちがよくわかるだけに、私は原作を読んでゾクっとしました。
アニメでは、秀大附属の演奏は北宇治より前ですので、このシーンはたぶん入りません。まぁ、入れるなら30分ではぜったい足りないと思っていましたので、秀大附属の演奏シーンを抜くために前に移動させたのかもと考えられます。

ですが、秀大附属の演奏順の変更は、アニメで もう1つ原作の重要なシーンの改変を必要とします。
「続きまして、全国大会に出場する学校を発表します」
その言葉に、久美子は思わず麗奈の腕にしがみついた。再び場内がしんと静まる。
呼ばれる順番は、演奏の発表順である。すなわち、自分たちの順番よりもあとにある学校が名前を呼ばれたその瞬間、全国大会への道は閉ざされたことになる。
「一校目.................三番 大阪府代表 大阪東照高等学校」
 ぎゃぁーっ、と会場のどこかからか割れんばかりの悲鳴が起こった。部員たちは互いに抱き合い、もみくちゃになってその喜びを爆発させている。あれだけの強豪校でも、結果発表は緊張するんだ。そう、久美子は少し意外に思った。てっきり、余裕しゃくしゃくなんだと思ってた。
「二校目.................十五番 大阪府代表 明静工科高等学校」
 やはりこの二校は強い。わかっていたこととはいえ、それでもこうして現実を突きつけられると込み上げるものがある。三校の枠のうち、もう二校が埋まってしまった。
どうしよう。すでに泣きそうだ。結果を知りたくない。いますぐ逃げ出してしまいたい。久美子の心情を察したように、麗奈が久美子の手を握り締める。ひんやりとした感触が皮膚の上を滑っていく。全国大会の枠は、残りひとつ。
「そして三校目........これが最後の高校です」
   響け!ユーフォニアム2北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏 P318,P319より
関西大会の結果発表の一番緊張するシーンです。

このシーンをアニメで原作と同じく一校目 大阪東照、二校目 明静工科 にすると、その時点で出演順が十二番である秀大附属の全国行きはなくなりますので、発表順が演奏順と思っている吹奏楽コンクール経験者にとって興醒めになってしまいます。
かといって、緊張感を持たせるために、一校目 大阪東照、二校目 秀大附属に改変すると、北宇治が全国にいくためには、明静工科をダメ金にしなければなりませんが、明浄学院、淀川工科の2つの実在の強豪校名をモデルにしたと思われる明静工科をダメ金にするような改変をアニメスタッフがするとも思えません。

で、関西大会の結果発表で、どんな演出をするのだろう?そもそも、なぜ秀大附属の演奏順を原作から変えたのだろう?と私は疑問に思っているわけです。
私が可能性が高いと思うのは、発表を順位でおこなうように改変するのかな?と考えています。
実際は、全国大会出場三校の順位は発表されませんが順位付けは行われていますので、そういう改変も、まぁありかな?と思います。 

答えは、第5話放送でわかると思いますので、楽しみながら待つことにします。