アニメ「響け!ユーフォニアム2」の第1話、第7話に全国大会金賞の常連校「清良女子高校」が出てきました。
アニメではあまり詳しく説明されていませんが、原作では「福岡県にある私立高校で、演奏したCDの発売ランキングは上位に入り、定期演奏会のチケットは即日完売」とされています。

高校吹奏楽に関心がある人には有名だと思いますが、福岡には実際に、この清良女子のような精華女子高校という学校があり、清良女子のモデルではないかと言われています。
精華女子高校吹奏楽部は、「熱血!ブラバン少女」というCDをだして、クラシック部門の売り上げランキング1位になったり、テレビでも取り上げられているので、もしかしたらご覧になった方もいるかもしれません。
今年(2016年)、九州代表として全国大会に出場し、見事に金賞を受賞しています。そこに至る道のりに私は感動したので、高校吹奏楽に詳しくない方にも知ってほしくて記事にしてみました。

精華女子高校吹奏楽部を率いてこられてきたのは、藤重先生という方です。藤重先生の在任中35年間の間に全国大会出場18回、2005年から2014年の間は、三出休みを挟んで8回連続全国大会金賞受賞と、精華女子吹奏楽部を全国有数の強豪校に育て上げました。

昨年の2015年、藤重先生は定年退職で精華女子高校を去られました。後を引き継いだのは、副顧問だった櫻内先生という方です。
響け!ユーフォニアム2の第5話で野口先輩が「誰だよ、顧問が代わって下手になるとか言ってたやつ」と言ってましたが、実際カリスマ指導者がいなくなって全国大会から姿を消してしまった学校は、めずらしくありません。精華女子も昨年は九州大会で金賞を受賞したものの全国大会には進めませんでした。
精華女子を破って全国大会に出場したのが、藤重先生が赴任した長崎の活水中学・高等学校吹奏楽部です。活水中学・高等学校は、吹奏楽部はあったものの、最後に出場した長崎県大会で銅賞、それ以降2014年までコンクールに出場さえしていませんでしたが、それが藤重先生の赴任で全国大会に出場したものですから、「リアル北宇治高校」と話題になりました。

昨年、悔し涙を飲んだ精華女子吹奏楽部でしたが、櫻内先生の指導の下、今年は見事に九州大会を勝ち抜き全国大会に出場、金賞を受賞することができました。今年は九州代表三校が全て金賞でしたので、いかに九州大会のレベルが高いかがわかります。
ちなみに今年の関西代表三校は、明浄学院が銅賞、淀川工科と大阪桐蔭が金賞でした。明浄学院はプログラム1番ということで不利だった面があるかと思いますので、違う順番だったら違う結果が出たのかもしれません。

そんな、今年の吹奏楽コンクール全国大会高校の部の熱演をとりあげた、響け!吹奏楽の甲子園 第64回全日本吹奏楽コンクール 全国大会 高校の部という番組が2016年11月27日(日) 14時よりBS朝日にて放送されますので、 響け!ユーフォニアムで初めて吹奏楽や高校吹奏楽コンクールに興味がでてきた方は御覧になってみてはどうでしょうか。